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【特別レビュー】冷蔵庫えらび編「幅60cm、右の片開きドア、410L~470L、110kg以下、自動製氷、5ドア」(※あと2回、内容を更新する予定です)


今回は初の特別レビューです。条件にあう製品を、シャープ、 東芝、 パナソニック、 日立、 三菱の5メーカーから一機種ずつ選び、所感を記載していく予定です。

・サイズ条件:幅60cm、奥行き72cm以下、重量110g以下、容量410~470L
・内容条件:右の片開きドア、グレードは高めを基準にお買い得感も考慮

メーカーの方に伺うと、このクラスはちょっとスリムで搬入できるご家庭が多く、サイズ感も手ごろで扱いやすい事から出荷台数が最も多いとのことでした。当家でも見積もりをお願いした時に二階までの階段部分を手持ちで通すのはこのサイズが限界でした。


シャープ | SHARP 「SJ-W411F」

シャープの冷蔵庫の機能の中で
・製氷皿清掃
給水し、タオルを1枚用意してセットし、ボタン操作で自動清掃。
・二種類の氷が選べる
大と普通の氷を選んで設定できる。
・ 出し入れ楽々ライン
女性の身長に合わせてローウェスト設計されている、ペットボトルの出し入れが楽。

上段冷蔵室の最下部
・チルドケース
通常のチルドエリア(約0~2度)。

今回の5機種の中では
・唯一のスチールドア
・最小容量
・最軽量

決メ手ポイント
A.「どっちもドア」
同社オンリーワンのギミック、左右どっちからでも上段冷蔵室をオープン出来る。他に替わりのない重要なポイントです。

B.「プラズマクラスター(冷気除菌)」
イオンで除菌された冷気が庫内を巡ります。

今回の最軽量&最小容量マシンでありながらシャープ冷蔵庫の2大ポイント、プラズマクラスターとどっちもドアを備える正統機。その他の特別な機能は未搭載。

東芝 | TOSHIBA 「GR-R470GW」VEGETA(ベジータ)

東芝の冷蔵庫の機能の中で
・ツイン冷却システム
内部的にも上2段の冷蔵エリアと下2段の冷凍エリアにわかれている東芝ならではの構造で、冷却器をそれぞれ冷凍と冷蔵に1台ずつ分ける事で効率的な冷却と消費電力の削減を実現しています。
・フロントブライト照明
冷蔵室が明るめです。上面とドア側の2面からの光で照らしています。
・ おそうじ口(野菜室)
野菜室の底面の一部に野菜くずなどを下に落とせる穴があります。(フタ付き)

上段冷蔵室の最下部
・チルドルーム(2段)
ジュースやビールなども冷蔵室より早く冷やせます。冷凍した肉や魚を-7度まで解凍できるモード有り。

今回選んだ五機種の中で
・野菜室が最も中心部に近い位置にあり 大きさもナンバー1です。
・総容量が2番目に大きく、低消費電力ではナンバー1です。
・冷蔵庫の質量は最も大きい(重い)です。
・タッチオープン機能があり、指でそっとタッチするだけでパカッと少し開きます。

決メ手ポイント
A.「中心部に野菜室」
立ったままの姿勢で、野菜室が使えます。
上から冷蔵室、野菜室、その次の段の向かって左が製氷室、右が冷凍室上段、最下段が冷凍室となっており、冷蔵室と野菜室までが冷蔵エリアで、その下の冷凍エリアと物理的に分かれている効率的な設計となってます。

B.「野菜室と冷蔵室、同時に中を確認」
野菜室を見ながら冷蔵室も開くと、一気に実質340L分の食材を確認することが出来る。(※確認中は冷気がどんどん逃げます)。

2020年4月に後継機種が発売されるようです。そちらはまだざっと見ただけですが後継機の名前はGR-R470GZ、総容量はこの機種と同等の定格465L、庫室の配置も容量も全て同じのようです。そして機能面ではついに無線LANが搭載されIoTの東芝アプリのIoLIFE対応となるようです。その他、ドアに給電用USBポートの追加と、チルドルームに食材の表面に薄い氷の幕を生成する「氷結晶チルドモード」が実装されるようです。(※詳細は公式サイトでご確認ください)

パナソニック | PANASONIC 「NR-E455PX」

パナソニックの冷蔵庫の機能の中で
・ナノイー(全体)
定評のあるイオン技術で除菌(食中毒予防を保証するものではありません)、ニオイ移りを抑える。
・シャキシャキ野菜室
野菜室専用のセンサーで冷却をコントロール、密閉度を高めて保湿します。

上段冷蔵室の最下部
・微凍結パーシャル
チルドより低い約-3度の微凍結。

今回の5機種の中では
野菜室の容量が最も大きい
・全体容量450Lはちょうど真ん中の容量
・ガラスドアで唯一マグネットでメモをはさめる公式オプション有り
・主観ですが、冷蔵室ドアの開閉が最も静かに行えました

決メ手ポイント
A.「ワンダフルオープン」
最下段の野菜室と、その上の冷凍室の引き出しをかなり奥まで引き出せます。とても便利です。

B.「近い(手が届きやすい)ところを広く使える」
冷蔵室の位置が今回の5機種の中で最も床面から近く、加えて他社では最下段の一番奥にコンプレッサーを置いているが、この機種ではもっとも手が届きにくい冷蔵室の最上段の一番奥に小ぶりなコンプレッサーがある設計になっていて、その分最下段の野菜室がひろびろと確保できている。長く使う冷蔵庫では目や手が簡単に届くところが広く使えるのは使い勝手の良さに直結するだろう。

日立 | HITACHI 「R-HWS47K」

日立の冷蔵庫の機能の中で
・冷凍室三段ケース(最下段)
使いこなすせるようになれば、素晴らしく活躍しそうです。見てワクワクしました。
・新鮮スリープ野菜室(下から二段目の下段)+うるおい保存
野菜を眠らせるように保存するようです。

上段冷蔵室の最下部
・特選氷温ルーム
凍らせない約マイナス1度、間接冷却で食品の乾燥を抑える。

今回の5機種の中では
総容量が最も大きく、低消費電力は4番目。
下から二段目の冷凍室の容量が最大。
・国内で製造されている2機種のうちの1つ

決メ手ポイント
A.「まるごとチルド」(ドアポケットは除く)
意欲的な機能。チルド温度の約2度を170Lを超える冷蔵室全体に。通常の強運転で2度にするのとは違い、うるおい冷気で鮮度を少し長持ち。(※賞味期限消費期限の延長効果はありません。)

B.「高さかわるん棚(たかさかわるんだな)」
冷蔵室下段のチルドスペース(特選氷温ルーム)以外の棚の自由度が高いです。特にチルドのすぐ上の棚は左右で段違いの調整が可能で、背の高い鍋などで活躍しそうです。その上の2つの棚もそれぞれ2段階の高さから選べます。

三菱 | MITSUBISHI 「MR-MB45F 」置けるスマート大容量

三菱の冷蔵庫の機能の中で
・置けるスマート大容量(全体)
狭いスペースへ均一にウレタンを充てん、高性能断熱材と併せて省エネと断熱が優れる。
・切れちゃう瞬冷凍A.I.(上から二段目の向かって右側の瞬冷凍室)
-7度で凍らせ、冷凍なのに包丁で切りやすい。

上段冷蔵室の最下部
・氷点下ストッカーD
チルドや冷蔵庫より低温な約-3度~0度で 、氷点下なのに凍らない(食材によっては凍る場合もあります)。

今回の5機種の中では
・公称の動作音が約15dbと最も静か
冷蔵室の容量が最も大きい
・国内で製造されている2機種のうちの1つ、静岡県製
・消費電力が二番目に少ない

決メ手ポイント
A.「全室独立構造」
各部屋にセンサーがあり温度調整ができます。気になる「臭いうつり」も最小限に。

B.「真ん中クリーン朝どれ野菜室」
一番上の段が冷蔵、次の段の向かって左が氷室、右が瞬冷凍室、その次が野菜室、一番下段が冷凍庫という構成は、今回取り上げた中ではこの機種が唯一です。この構成は平均的な開閉回数が多い野菜室がアクセスしやすい位置にあると同時に、そのすぐ上の繊細な作業がしやすい高さに滑りやすい氷がある製氷室と、状態を詳細に確認したい瞬冷凍室があるので、効率の良い使い方が出来ると思います。

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